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2017年 7月 のブログ記事一覧

2017年7月31日

子どもたちと市役所見学

今日はずっと楽しみにしていたことをできました。

児童発達支援、放課後等デイサービスをしている団体さんのご希望で、小学生の子どもたちに茨木市役所見学に来てもらいました。
市役所職員の方々にご協力いただきました。

最初は、市民課関係の窓口でどんなことしているかの説明があり、次にまち魅力発信課に行くため、タッチパネル式のフロアガイドでどこにあるか探しました。
それで本館3階へ。

3階ではまち魅力発信課でうちわが配られ、「次なる茨木」のロゴの説明を受けました。子どもたちはストライプ子どもたちから職員のみなさんに質問がありました。
「市役所って何してるの?」「茨木市は何歳?」や、「茨木で一番おいしいスイーツは?」「茨木童子はなんでいるの?」という質問まで飛び出しました(笑)

その次は、危機管理課の方に防災会議室に案内していただき、そこでハザードマップ等の資料をもらい、子どもたちからは「地震のとき、一番危ない場所は?」「台風のとき、市役所は何をするの?」などの質問がありました。
防災会議室では複数あるモニターも見せていただき、子どもたちも「おー!」と興味津々でした。

次は、屋上緑化しているところへ。
カンカン照りでも緑を植えているパネルの保水力は抜群で、市役所の冷房効率を高めるためにもされていることなどの説明がありました。
最後は議場を見て、記念撮影。

いつもとは全く違う雰囲気を味わってもらえたようです。

今回、感じたのは、子どもたちの反応がとても良く、こうやって今後も市役所や議場を見てもらい、話をすることで少しでも身近に感じたり、関心をもってもらえたらなということ。
そして、子どもたちに説明をしている職員のみなさんが優しくて温かくて、笑顔に溢れていたこと。
生き生きとした姿を拝見できてこちらも嬉しかったです。ご協力に感謝感謝です。

こんな機会がまたあったらいいなと思います。

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2017年7月13日

子ども・若者事例検討研修会議に行きました

昨日、第2回茨木市子ども・若者事例検討研修会議にBBSメンバーとして参加しました。

講師は子ども・若者自立支援センターくろすのカウンセラー、上村氏で、場所はローズWAM。
「事例から見る『発達特性』の活かし方~最適な支援ガイダンス』というテーマでした。

実践的な学びをさせていただきました。
また、誰もが暮らしやすいまち ではなく 安心して困れるまち というのが印象に残りました。


1、アセスメント・見立て(時短論)
働く喜びを提供できるのは福祉ではなく企業である by大山泰弘氏
→じゃあ福祉はどうなんだろう?
福祉が提供できるものは「生きる喜び」

いつでも どこでも 誰とでもを求めるから難しくなる。
そのために状況と状態を分けて支援する。

状態が良ければ能力を発揮できる。

2、個性と特性と障がい
・個性:強弱にかかわらず、誰もが持っているもの
・特性:その人がもっている突出した性質のこと
・障がい:ドクターの診断がついているもの

3、本人の困りとしんどさ
以下の事例ではどのような理由が考えられるか。
①文字は読めるのに、メニュー選択ができない
→文字から映像を作り出す作業が苦手。文字だけのメニューのお店に行きづらい。
QOLを下げないため、A4で画像付きのメニューを作るなどの支援が可。

②時計は読めるのに、時間感覚がつかめない
→デジタル時計かアナログ時計か。
アナログを持ってもらうことで改善されることもある。
時計が読めても、時間が読めるとは限らない。

4、保護者の困りとしんどさ
・人に迷惑をかけない、行儀よくといった教育が本人の特性に合わないことがある。
・努力、忍耐、反省をいつするかが大事。状態が悪い時にはしない。
・行動にネーミングをする。

5、支援者の困りとしんどさ
・企業担当者の困り:実習中常に眉間にしわを寄せている。利用者にはできるだけ笑顔で接してほしい

本人の困り:まじめにやろうとすると無意識に眉間にしわが寄ってしまう

→この事例の場合、眉間にセロハンテープを貼った。体感してもらうことで改善。楽しさがないと変わらない。

・障がいや特性があるからといってすべての課題を乗り越えたり、100%快適な人生を目指さなくてよい。

・楽しい仕事を見つけるのではなく、仕事の楽しさを見つけられるよう関わる。
自分に合った仕事はない。自分が合わせられそうな仕事をする。

・支援者のスタンス:特性上、絶対できないことには合理的配慮を。できたりできなかったりすることには、毎回できるように手立てを。できることには感謝や信頼を。

6、心理面に対する合理的配慮
「できること」「したほうがいいこと」からではなく、本人の一番気になる(気にしている)ことから支援をスタートする。

本人の優先順位を尊重する。これが心理面に対する合理的配慮。

私たちがすぐ求めてしまうものは説明と感想

誰もが安心して困れるまちへ

以上、こんな学びでした。

最後にこんなメッセージもありました。(一部メモしきれなかったので、途中で切れていますが・・)

人の数だけ困りは存在する。
社会は変化し、時代も移り変わる。困りごとも形を変える。
人の世から困りをなくすことは不可能。
しかしたとえ困ったとしても、きちんと立ち直ることができれば・・
困りは成長の機会。