市民と議員の条例づくり交流会議in宝塚 | 茨木市議会議員 米川勝利のWEBサイト


2013年10月19日

市民と議員の条例づくり交流会議in宝塚

市民と議員の条例づくり交流会議in宝塚に行ってきました。
主な仕事は、設営と議会報告会に関する分科会の司会でした。


法政大の廣瀬先生のお話が基調講演でありました。
成長期=別々の出発点から比較的均質な社会へ



縮小期=変化の構造の違いに応じた対応が必須

⇒画一的な対応策を国が財源、権限を保障して実施することはできない。
自治体それぞれがローカルな最適戦略を選ぶしかない。
というお話もありました。

分科会では、自治体議員お三方から、議会報告会実施の経過のお話があった後、
質疑応答が非常に活発となりました。
厳しい意見が飛び交いました。
議会報告会のそもそもの意義
住民は報告会を必要としているのか
各議員が個人の意見が言えない報告会に意味はあるのか
報告ではなく懇談会のようなものが良いのではないか
議会基本条例を制定すること、議会報告会を行うことに時間とエネルギーを割きすぎではないか
議員間討議はあって当たり前で話を進めないと意味がない
どれもなるほどと思いました。
分科会後には、「議員はそもそも何をすべきなのか」という議論がこの交流会議にない、というご意見も聞きました。

いろんなお話を聞く中で思ったこと。

 

・議会で議論をし、政策提案をきちっと行える議員が住民に評価される流れにならない限り、議員活動はあまり変わらない。
・ただ、議会基本条例は「議会と市民の関係」にではなく、「議会(議員)」に変化をもたらすツールになりうると考える。
・いろんなタイプの議員がいるが、条例を作ってしまえば自らの意識、行動に修正を迫られる。議会活動をしない議員はこれからそぐわない。
・議場での議員間討議の必要性は低いのかもしれないが、そもそも議場以外の場でも議員間討議が行われていなかった。
・議会報告会の意義についてはさておき、少なくとも茨木市議会ではその準備に向けて会派を超えて議論が頻繁に行われるようになった。
・昨年に議会基本条例が可決されたときもそのプロセスで、議員間の議論が活発になったと聞いている。
議会の議論や変化のスピードは非常に遅いかもしれないが、今変化の兆しが見えてきたのかもしれない。
・ここから、議員は何をすべきなのかというところが精査されていくのではないか。


夜の交流会は宝塚ホテルで行われました。
初めて入りましたが、歴史ある雰囲気がとてもよかったです。赤じゅうたんでしたし。
いろんな自治体議員の先輩方にも可愛がっていただき、勉強になりました。
宝塚の中川市長も来られてましたが、宝塚市長選で1日応援に行ったことも覚えててくださっていました。
今日は大変有意義な1日でした。