本会議での質問(その2) | 茨木市議会議員 米川勝利のWEBサイト


2019年12月12日

本会議での質問(その2)

前回のブログに続き、本会議で質問をした小学校の受付員についてご紹介します。
受付員さんは、市内32小学校の正門入ってすぐのところにいらっしゃる方です。
小さなプレハブの建物もあります。

《1問目》
①まず、受付員の制度の経過(変遷)について、いつ導入され、どういう変遷があったのかご説明いただきたい。

②次に現状の運用体制について
 ・一つは、地域も協力している学校数、シルバー人材センターのみで担っている学校数はそれぞれいくつあるか
 ・二つ目に、時間帯。地域は何時から何時まで活動されていて、その後シルバーは何時から何時まで従事しているのか
 ・三つ目に、地域(ボランティア)との委託契約の内容と委託額の合計を単価含めてお示しを。
 ・四つ目に、シルバーの方の委託契約内容と委託額の合計についても単価含めてお示しを

【1問目の答弁】
①平成13年の大阪教育大付属池田小学校の事件を教訓とし、不審者が小学校に侵入することを未然に防止し、児童の安全を確保することを目的として、平成16年からシルバー人材センターへ委託し、事業を開始。
平成22年の学校保健安全法の改正に伴い、学校における生徒と児童の安全確保について地域の実情に応じて、保護者、地域の団体等との連携により学校の安全強化を図るよう求められ、また、府の交付金も廃止された。
このことにより、本市としては、人による見守りを継続していきたいという考えから、受付案内業務を担っていただくため、地域の方々に有償ボランティア団体を設立していただき、平成23年度から順次、地域へお願いし学校安全地域ボランティアへ移行をしてきた。
このことが、地域の子供は地域で守っていく子供の見守り体制の構築、地域の安全につながると考えている。

②現在、午前中、学校安全ボランティアで実施する学校は 27 校で、午前・午後ともシルバー人材センターで実施する学校は 5 校。
地域ボランティアの業務時間は平日の学校課業日で、8:30 から 12:30 までで、
12:30 から19:15 まではシルバー人材センターへの委託となるが、17:15 以降は学童保育分となる。
契約内容の学校安全ボランティアについては、業務内容は受付コーナーでの常駐、学校来訪者の受付及び対応、児童の安全安心を確保する目的に関して学校と協議した内容の対応、当該業務にかかる管理運営となり、1 日当たり 2,000 円、本年度の予算では、合計額が 10,854,000 円
シルバー人材センターの業務内容は、正門近くに受付コーナーを整備のうえ受付員を常駐、学校来訪者の受付及び対応、校門付近の緊急車両等の進入スペースの確保に努めるものとしており、合計額が 52,795,000 円。
学童保育分につきましても、業務内容が、受付コーナーへの受付員の配置、来訪者の受付及び対応などで、合計額が 29,693,000 円。
シルバー人材センターへの委託額を合計しますと、82,488,000 円
その積算におきましては、8:00~17:00 は 1 時間あたり 1,038 円、17:00~19:15 は 1 時間あたり 1,142 円としている。

《2問目》
まず経過をご説明いただいた。当初はシルバーに委託で、その後、府の交付金が無くなり、引き続き見守りを継続していきたいということで、地域にお願いをして平成23年度から順次学校安全地域ボランティアへ移行してきたということだった。
運用体制としては午前に地域に実施してもらっている学校が27校で残り5校ではシルバーが午前午後もやっていると。
学校安全ボランティアは、契約内容は1日2000円でトータルは1100万円弱、一方シルバーは1時間当たり1000円ちょっと、ないしは1100円ちょっとでトータルは8250万円ぐらい、ということだった。

答弁踏まえ、2問目。
①各地域いろいろな状況があろうかと思うが、私が聞いているお声では、高齢化で人手不足、仮に時間に換算すれば1時間500円という中では人も集められない。今後担えるかわからないというお話。
これは一部の話なのかもしれないが、教育委員会として、委託先の地域の運営状況は聞き取りをするなど、把握されているのか。その把握状況をお聞かせを。

②次に、実際に、午前中にボランティアでされているところが、活動不可になった場合、教育委員会としてはどう対応されるのか。

③3点目に、委託内容によれば、ボランティアは「時給」ではないが、仮に換算すると「1時間500円」と「シルバー1時間1000円ちょっと」の半分以下。
もちろん学校関係のボランティアは受付員だけないので、受付員だけの議論というのは難しいとは思うが、やはりシルバーとの差が大きすぎると感じる。
せっかく地域で頑張ってくださっており、源泉徴収などの事務的なことまでされているから、これからも地域で担っていただけるように教育委員会としても支えてほしい。
現状の委託契約と運用体制についてどのような認識を持っているのかお聞かせを。

【2問目の答弁】
①契約や会計事務手続き時、随時の直接の申し出、あるいは学校経由の相談、また、時として学校へ出向きまして、従事いただいている方に直接お話をお伺いするなどの方法により把握に努めている。

②次の担い手に困っているなどの声はお聞きすることがあるが、まだ継続が不可能になったという例など、逼迫した状況は把握しておりませんので、現在は想定していない。
万一地域から継続が困難であるという申し出があった場合は、受付員の配置を行わないということはできないが、急遽、シルバー人材センターなどへ委託するなどの緊急一時的な対応になるかと考えている。

③本制度は、学校と一体になり、地域の子どもは地域で見守る、子どもへの声かけなど地域の方々と触れ合う機会を増やし地域の安全につなげるという考え方のもと開始した施策である。しかしながら、1日となると地域の方々にご負担をおかけしすぎることから、午後はシルバーへ委託している。
地域の方々にご負担をおかけしている事業であり、十分なサポートが必要であると認識しているが、学校関連においては他にボランティアによりご協力いただいている事業もあるので、それら事業とのバランスも十分に考慮する必要があり、金額を増額するのが良いのか、他の支援が良いのか研究していきたいと考える。
それぞれの地域におかれまして、様々な状況があろうかと思うが、制度の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いしたいと考えている。

《3問目》
まず、現状把握に努めていると答弁だったが、「これまで本当に把握に努めていますか」と思っている。これ以上は質問しないが、本当に努めてもらいたい。
また、「次の担い手に困っているなどの声はお聞きすることがあるけれども、ひっ迫した状況は把握していないので、現在は想定してない」、というお答えだったが、次の担い手に困っているという声をすでに聞いているなら、間違いなく、いずれひっ迫した状況になる。地域を支える方策を一定考えておくべきではないか。

やはり「人」による見守りを実施していきたいと判断をするなら、それなりの額で地域にお願いをしていく必要があると考えるし、「いやいや、毎年の1億近い経費は今後財政的に厳しいんだ」ということであれば、別の手立てを長期的視点に立って考えなければならないのではないか。
それには、繰り返しになるが、まずちゃんと地域に足を運んで、運営状況や見通しを把握してもらいたい。
他市では早朝や午後に一部警備を雇いつつ、間の9時半からお昼過ぎまではオートロック等の機械警備で運用されているところもある。
今後、地域の担い手の支援をしつつ、また、財政状況も踏まえたうえで受付員の体制をどうしていくのか、検討を要望して質問を終わる。