研修(京大の広井先生&生駒市長) | 茨木市議会議員 米川勝利のWEBサイト


2021年4月15日

研修(京大の広井先生&生駒市長)

全国市町村国際文化研修所(JIAM)の
市町村議員特別セミナー(1日目)
オンラインで受講しました。

■1コマ目 人口減少―ポストコロナ社会のデザイン
・広井良典氏/京都大学こころの未来研究センター 

■2コマ目 コロナ禍のピンチをチャンスに変える自治体になるためには?
・小紫雅史氏/生駒市長

京大の広井先生のお話で学んだことは
「戦後の流れをデータをもとに分析し、
次の時代に何が必要かを読む」
「ポスト情報化時代の幸福度」
ということだと思いました。

生駒市長のお話では、
ビジョン・ミッション・バリューが大事
ということだと感じました。

以下、メモです。

【広井先生】
・今日は戦後の人口推移(移動)や

昭和:拡大・成長、集団で一つの道に
平成:失われた〇年
令和:本格的な人口減少・成熟社会への移行
 →各人が自由度の高い形で多様な働き方、生き方をデザイン、自らの創造性を伸ばしていく

という説明がありました。

・また、日本の都市の中心市街地では人口20~30万であっても
シャッター街となっている一方で
ヨーロッパはいい感じになっている事例が挙げられていました。

例えば、日本では
「カイシャ」と「(核)家族」が居場所の中心

⇔エアランゲン、フランクフルトなど
中心部から自動車排除と歩いて楽しめる街 

・歩いて楽しめるまち ウォーカブルシティ
→コミュニティ空間を重視したまちづくり・地域づくり

・1950~1970年→「ムラ」を捨てる政策
 1980年~90年頃「マチ」を捨てる政策  ※イオンモール登場が1992年
 2000年代~新たな萌芽と転換期

ローカライゼーション
→ローカルなヒト・モノ・カネの循環から出発する経済システムが重要

・経済空間的ユニットの進化
農業(ローカル)→工業化(ナショナル)→情報化(ポスト工業化、グローバル)→ポスト工業化(ローカルから出発してナショナル、グローバルへ)

・人生前半世代の社会保障について、若者支援を特に強調されていました。


【小紫 生駒市長】

何かと話題の生駒市(長)のお話。
こちらも初めてお聞きしました。

・ビジョン(あるべき状態)
 ミッション(役所が行うべき役割)
 バリュー(役所が大事にする価値観)

ということや

・自治体3.0ということで市民ととともに汗をかく(協創)
ということを熱弁されていました。

・生駒市の外部のプロ人材を採用していくことや
副業・リモートOKなど、振り切っているところは興味深いと思いました
(実際の組織内がどうなっているか気になるところですが)

・あと、40年後も公務員の終身雇用はあり得ない。
だから今採用する若手は、たとえ役所を辞めても
他のところで生きていけるぐらいに育てる
というような趣旨もおっしゃっていて

100%同意ではありませんが、その精神は大切だと感じました。