地震から3年&人間の次元 | 茨木市議会議員 米川勝利のWEBサイト


2021年6月18日

地震から3年&人間の次元

大阪北部地震から3年が経ちました。

以下、まとまりのない文章ですが…

この3年は本当に濃かった。
昨年からのコロナ禍の影響もあいまって

災害時、有事に
議員は何ができるだろうと考え、行動しています。
でも思いが至らず、失敗することもあります。
現在進行中のワクチン接種事業においても
自分自身、反省することが多くて悔しいです。

他方、茨木市では目下、新施設(新市民会館)の建設が進み、
阪急茨木市駅西口の再開発という大きな課題を検討中です。
(JR茨木駅西口、安威川ダム周辺整備などもありますが)

茨木のまちが大きく変わろうとする重要な局面。

3月議会で先輩議員の質問から気づきをいただき
6月議会で、モヤモヤに対する1つの答えを見出しました。

まちなかを歩き、見る中で、
これまで漠然とした違和感を抱いてきました。
家電量販店の跡地にマンションが建つ
大型スーパーの駐車場にもマンションが建つ
阪急西口にも高層マンションが検討されている
色味が突出した建物ができた
など、本当に良いのかと思いつつ
理性的な理由だけでは100%解決しない漠然とした「違和感」に
向き合ってこなかったのかもしれません。

でも、先日も少し触れたヤン・ゲール。
『人間の街~公共空間のデザイン』の中で、

「人間の次元=人間の身体や感覚に即した空間尺度」

という概念から始まり、

「建物と都市空間はどんどん大規模になっているが、それを使う人間は相変わらず小さい」

「人びとが心地よく街を歩き、自転車を利用するには、良質な人間的スケールの原則を都市構造の不可欠な一部にする必要がある。
今後、多くの理由から、私たちは多くの大規模な複合施設や巨大な高層建築を建設しなければならないだろう。
しかし、人間的スケールを無視する道を選んではならない。
人間の身体、感覚、移動特性は人間のための良好な都市計画を実現する鍵である。
すべての答えは私たちの身体に内蔵されている。
求められているのは、美しい低層部を持った高層建築を建て、目の高さにすばらしい街を実現することである。」

とありました。

久々に文献を読んで、ガツンときた文章でした。

なんのことはない、答えは僕らの身体に内蔵されている。
違和感を言語化できてスッキリしました。

3年という節目に、
たくさんの先輩方、同僚、仲間に
恵まれていることを感謝しつつ

茨木を良くすることに貢献できるよう
頑張りたいと思いました。