浪速少年院見学 | 茨木市議会議員 米川勝利のWEBサイト


2022年11月9日

浪速少年院見学

今日は茨木BBS会として、日本最古の少年院である浪速少年院参観(見学)をさせていただきました。茨木市の郡にあります。
会員の学生さん7名と参加。

コロナ禍で見学の受け入れをストップされていたようですが、
久しぶりの受け入れだったそうです。
院長自らご説明いただき、恐縮でした。

〇少年院に入る少年の数は年々減少していて、
全国では、少年院が閉鎖されていっているようです。
浪速少年院も最近は70人を切っている状況。

〇コロナ禍で少年院の中での行事や外部講師のサポートなど、
さまざま止まってしまっていたのが、徐々に戻しつつあるようです。

〇浪速少年院では矯正教育として生活指導、職業指導、教科指導、体育指導、特別活動指導が行われています。

職業指導では、ハローワーク講話、キャリアカウンセリング
電気工事、溶接、アグリコースなどがあります。
溶接の方は来年廃止して、ICTを学ぶ方向に変えるそうです。

〇前回見学した時には印象には残っていませんでしたが、
1日3食の食材費が513円で、物価高騰の関係で非常に厳しいということをお聞きしました。それでも栄養価は基準を満たさなければなりません。
額にも驚きで、一切他の予算を流用できないような旨もお聞きしました。
今日のニュースで、法務大臣が「法相は朝、死刑のハンコを押し、昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職だ」とおっしゃったそうですが、法務省には、少年に矯正教育を行う施設運営にも思いを馳せていただきたいと感じました。

〇同様に、施設内にはビニールハウスがあり、以前は農作物を育てていたそうですが、燃料費高騰の関係で使っていないとのこと。(畑では野菜が作られていました)
せっかくの財産、何か良いアイデアはないかと感じました。

〇出院後の自治体との連携は必須だと思います。すでにされているところもあるようですが。
少年院がある地元自治体、少年の地元自治体と連携して、
少年院出た後も丁寧なサポートを…
もう少し調べてみたいと思いました。

後日加筆もしていきたいと思いますが、一旦ここまでで。