代表質問終わりました!
30分のつもりが、40分ほど質問していたようです。
ともあれ、いろんな方に応援いただき、感謝。
以下代表質問の抜粋です。
■前置き
土木学会会長でもあった中村良夫東京工業大学名誉教授が講演の中でこう問いかけています。
「われわれは、どうやら大きな勘違いをしてきたかもしれない。モノはあふれるほどつくってきたが、都市はつくってこなかったのではないか。立派な道や橋もつくった。美しい建築も建てたが、果たして、都市を築いてきたのか」。
このように、建物やインフラだけが整備されても、その空間をどのように使うか、という発想がなければにぎわいは生まれないのではないかと考えます。
情報化社会が進み、インターネットやEメール、SNSがいくら発達したとしても、人間的なにぎわいに満ちた空間、人々のあいさつが交わされる近所の暮らしは、自然環境と同じく私たちの生活にとっては不可欠であり、人のつながりから生まれる活力やにぎわいに注目すべきだと考えます。
■マニフェストと総合計画の関係
そこでまず、お尋ねいたします。今回の市長の考えられる「にぎわいと活力」とはどのような状態でしょうか。前提理解となる重要な部分ですので、お教えください。
そして市長が昨年、掲げられたマニフェストと総合計画の関係に関してお尋ねします。マニフェストと総合計画の関係をどのように整理されたのかお示しください。
■行財政運営
まずは、行財政運営について4点お伺いします。
1点目に、予算編成方針では人口推計を基本とした一般会計の見通しを立てており、平成29年(2017年)度以降、収支悪化の予測が立てられていますが、何が要因と考え、「厳しい」と判断しているのでしょうか。年々の社会状況によって、厳しさは異なるのではないでしょうか。また、厳しい財政状況を市民の方へご理解いただくための手法をどう考えてらっしゃるのでしょうか。お示しください。
2点目ですが、予算編成方針ではビルドアンドスクラップの重要性がうたわれているなか、施政方針を拝見し、ビルドの部分は十分に理解しました。一方、肝心のスクラップについてですが、これまでの事務事業の見直しと効率化、あるいは事業自体を削減もしくは廃止を意味すると思います。今回、事務事業の効率化や縮小や廃止により、市民に影響ある事業の数と削減額(見直し額)をお示しください。
3点目は起債償還についてです。今後、本市としても溶融炉建て替えや、水道管などの老朽化対策にも莫大な予算が必要になってきます。市債発行の見通しはいつであり、今年度予算を含めた償還ピーク年次はいつになるのかお示しください。
4点目ですが、行財政改革は行財政改革推進プランに基づいて進められていると思います。事務事業評価だけでなく、政策評価を取り入れるべきではないか、このご見解をお教え下さい。政策評価を考えておられるなら、導入の見通しをお示しください。
以降、市民協働、教育、福祉、子育て、産業、環境、防災、下水道等々、の質問をいたしました。
もちろん、同じ会派の桂むつこ議員、小林みちこ議員にご指導いただきながら、分担をいたしました。
最後に、会派(茨木市民フォーラム)のスタンスを述べました。
私たちは、経済的な発展を第一とするではなく、心の豊かさや生活の質の向上、個人の自立やコミュニティの再生を重視する成熟社会の実現をめざします。
そのうえで、現役世代だけでなく、次世代に対して、茨木の未来に対して、責任ある議会活動を行いたいと考え、会派を結成しました。
議会内はもちろんのこと、市長をはじめ、理事者のみなさま、職員のみなさまと議論を重ねつつ、今後の活動を全力で取り組んでまいります。