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2022年 12月 のブログ記事一覧

2022年12月31日

2022振り返り

今年も残すところあとわずかとなりました。

ブログを書きながら、今年の出来事を思い返しています。
順不同ですが、「■」で項目に分けて、残していきたいと思います。

■コロナにかかって
今年一番の個人的な事件は、3月末にコロナにかかり、その後遺症でしばらく本当に体調崩していたことでした。
今思えば、3~4か月まともな生活を送れていなかったように思います。

しかも本をあまり読めなくなったことも致命傷でした。
年始は友人や先輩にご紹介いただいた
 ●濱島淑惠『こども介護者』
 ●山本芳久『世界は善に満ちている~トマス・アクィナス哲学講義』
 ●NHK100分de名著『ル・ボン 群集心理』
 ●小川榮太郎『作家の値うち』
を読んでいましたが、
コロナにかかってから、集中力が無くなり、活字が中々頭に入ってこない。

5月、6月にはオンラインで講を2つさせていただきましたが、
「話す」方も頭が回らず、質問を受けてもきちんと理解して答えているような感覚がありませんでした。


■図書館レファレンス
でも頭が回らない分、市立図書館で、こんな文献、論文、記事ほしいとレファレンスでお願いして、度々取り寄せました。
ガバナンスなどの行政雑誌は何とか読めて、文献も〇章のみとかですと何とか理解できました。
今年はかなりレファレンスを利用させてもらいました。
「こんなテーマの概要が説明されているもの」「こんなエビデンスがある資料を」と言えば、多岐にわたってすぐに揃えてくださいます。

図書館にまだ消毒機が導入されていないことだけは今年の心残りですが、来年は新施設の中に中条図書館も移転しますし、益々知の拠点として、市民の役に立つ図書館をめざしてほしいと思います。

■主な議会質疑
3月
 〇本会議
 ごみ処分費高騰対策、障害児の通学支援、小中学校の臨時休校時におけるオンラインミーティング・オンライン授業実施体制について(回線強化)
 〇委員会
 ガバメントクラウド、公民連携係、
 ※文化・子育て複合施設に関して、委員会で附帯決議をしました。
 茨木市議会で初めてだったと思います。

6月→後遺症のため、本会議質問できず(委員会は例年、6月は開催されていません)

9月
 〇本会議
 かしの木園の方針転換について、来年度の支援教育について
 〇委員会
「書かないワンストップ窓口」の導入について、定年延長と中長期的な新規職員採用について

12月
 〇本会議
 かしの木園の就労移行支援の方向について、メインストリートと駅前の空間整備について
 〇委員会
 個人情報保護条例の制定について、人事制度改革について、転出入の理由調査について


毎回、ギリギリまで悩みながら質問席に立っています。
本当にこの発言が市民のためになるのか。
問題意識は明確か。
根拠は正しいか。
この表現で行政に対し、伝わるか。共感してもらえるか。
そんなことを思っています。終わってから毎回反省。


■要望関係
多岐にわたり、お問い合わせいただいた市民のみなさんには御礼申し上げます。
ご了解いただいたものについては、つながりだよりに項目を掲載しています。
市民の声があってこその市政です。

ところで、議会質疑は議員としての活動の一部であり、
普段は各担当課と控室やその課でやり取りしながら、市民のみなさまからのもの、自分自身がこれだと思うものを提案・要望しています。

議場という公式の場での発言も、議員の質問権という意味で非常に重要だと考えますが、公式・公開の場でない普段からのコミュニケーション、議論も私は重視しています。
今年も市職員のみなさんには、いろいろとお付き合いいただきました。感謝です。

■後追い
以前に要望を受けたこと、議会で質問したことの後追いをすることが今年は多かったように思いました。
そして、それは反省でもあります。
例えば数年前に考えたことが、今見返すと何と浅はかな…と思うこともありますし、情報をアップデートして、エビデンスを強化していく必要があると感じました。
もうすぐで議員活動丸10年が終わろうとしており、自分の活動を見直していかねがと思っています。


■総務常任委員会
今期から、委員会が2年制になり、今2年が終わろうとしています。
委員長が2年目に議長になったこともあり、私は2年目から副委員長をさせていただきました。
委員長の下野議員には大変良くしていただき、指導いただきました。
コロナ禍でストップしていた委員会視察も再開され、埼玉県鴻巣市のシティプロモーションについて視察後も議員間討議や「まち魅力発信課」へのヒアリングを委員会として実施しました。


■議会ニュースのリニューアル
今年も定例会ごとに発行しました(年4回)。
大学生の力を借りて、デザインをリニューアルしました。
文字が多くならないよう、そして小さくならないよう気を付けてはいるのですが、どうしても文字量が増えてしまうジレンマ。

本当は2種類作って使い分けをすればよいのかもしれませんが、紙媒体を発行するのは、議員として「言葉に責任を」ということを感じています。ですので、そこまで手が回らないのが本音(言い訳)です。


■更生保護~BBS会
入会して10年目を迎え、昨年度にはそろそろ辞めて
大学生のみなさんにお任せしないとと思って今年も活動させていただきました。
青年(学生)ボランティア団体なので。
今も顧問をしています。

今年度はだいぶ行事も戻り、
研修会企画や浪速少年院見学など段取りさせてもらいました。
また来年度の体制に向けても、
事務局にお知恵を借りながら可能な範囲で役員のサポートしています。

BBS会は法務省のホームページにも載っているほどの更生保護のボランティア団体ですが、
茨木BBS会の事務局は、なんと茨木市地域福祉課。
他地区のBBS会ではないと聞いています。
私が入会した時から事務局が役所でしたが、ここは本当に当会の強みの1つであろうと思っています。
普通、学生主体の団体の事務局を「公」が担っている団体はそうないかと。

更生保護関係団体のみなさまにも
ご支援いただきながら何とか当会は運営できています。

来年は安定だけでなく発展できるような会になればと願っています。

■茨木高校久敬会
行事委員のメンバーとして、総会や講演会の運営のお手伝いをさせていただきました。
諸先輩方のお話を伺ったり、交流があったりで本当に勉強になります。
また、本格的にオンライン配信も始まり、接続~配信操作も勉強させていただいています。


■ミライバ
高校生と交流も続けて行っています。
未来を考えるきっかけとなればと思っています。
今、中学生の子たちにも、高校生になったら来てねと宣伝しまくっています。

■大学 ゲストスピーカー
今年の前半にオンラインで日本福祉大学の田中優先生の講義にお招きいただきました。
秋に、大学院の同期の湯浅先生にも呼んでいただきました。
いずれも議会の役割や茨木市の事例をご紹介。

11月からは田中先生が関西大学で持っておられる演習で、
政策提案のテーマ提供と、院生さんを地域や市役所につないで一緒にヒアリングなどをさせてもらっています。
1月に最終発表会があり、コメントする側としてお邪魔する予定です。


■選挙応援
初めて群馬県沼田市、愛知県あま市へ。
仲間のため沼田市議選、あま市長選挙の街宣のお手伝いに行きました。
選挙応援すると自分自身の勉強にもなりますし、次の選挙に向けて感覚を研ぎ澄ます良い機会になります。
来年4月は統一地方選挙があるため、各地へ赴きます。

■報告会開催予定
2月11日に報告会と座談会を行う予定です。
1月発行のつながりだよりに、詳細を掲載します。
コロナ禍でしばらく行っていませんでしたので、3年ぶりとなります。
状況が許せば、ぜひお越しいただきたいと思います。



今年もお世話になりました。
良いお年をお迎えください。






2022年12月22日

12月議会での質問

投稿遅くなりましたが、15日に12月議会閉会(納会)となりました。

今回3日~4日の本会議では、議案数が多かったこともあり、
4日は22時前まで審議がありました。
議員にならせていただいてから、この時間までやっていたのは初めてかもしれません。

さて、今回の本会議で取り上げたのは2点です。

■かしの木園 就労移行支援の定員数は本当に増えるか?
1つ目は、「障害者就労支援センター(かしの木園)の指定管理者の指定について」が議案にあり、前回の議会でも指摘しましたので、今回もしました。

特に、かしの木園で指定管理者制度が導入されて2期10年となるところ、
初めて指定管理者が交代。
さらには、メインとなる事業も就労継続支援B型から就労移行支援となります。

前回の議会では、B型から就労移行支援に転換する理由として
B型の事業所数が増えて全体としては定員割れ状態、一方就労移行支援はニーズが多いものの足りていないということで、就労移行支援に変えていくという話でした。

しかしながら、今回質疑をさせていただくと本当に就労移行支援の定員数が市全体としては増えるのか、懸念されることがわかりました。

新しく指定管理者になる事業者さんは、茨木市内で20名枠で実施中。
これが来年度、引っ越してかしの木園で当初20名ということであれば、全体の定員数は変わらずです。
今の場所を残して、+20名であれば市としては有難いことですが、その辺りはまだわからない状態。
もちろん来年度以降、5年間の指定管理期間の中で徐々に増やしていかれると思いますが、市としての大義名分はどこにいったのか。本当に果たせるのか。
その点、意見を申し上げました。

■メインストリートの公共空間利活用
「みちクル」というプロジェクトで11月3日から1か月弱、80の沿道事業者さんに協力いただき、ベンチを置いたり、フラッグを置いたりと魅力創出の社会実験が行われました。

JR-阪急間の東西通り、中央通りで行われ、市民からの意見としては好意的なものが多かったそうですが、
私のところには否定的な意見も頂戴していました。

何をやっているかわからない、ベンチだとは思わなかった
通行の妨げになる
誰も座ってない
などなど…

ただ、私は将来の一方通行化も見越したメインストリートの歩道の拡幅と
こうした人が休憩できる場所、滞留できる場所をつくっていくことは、いわゆる「都市」の在り方として重要な要素だと考えています。

社会実験なので、何がアカンのか、何が失敗だったのかが明らかにできることも意義だと感じています。

みちクルは肯定的にとらえるなかで、
1点、高架沿いののベンチのすぐそば、舟木町まちかど公園だけは残念に思っています。

役所に行くときに自転車でいつも通りますが、
特にこの数か月、ハトの餌やりの影響で
公園にかなりのハト(時に80羽以上)が集まり、
写真のように電線にとまります。
東西南北どこに行くにしても電線の下を通らなくてはならず、
ハトのフンがかかったという友人もいました。

みちクルで居心地の良い空間づくりを進めているので、
ぜひ市には駅前広場やこうしたメインストリート沿いの公園も活用して
環境を良くして(リノベーションして)いただきたいと思っています。
秋から要望し続けていますし、餌やりされている方々にも私からお声がけして餌やりをご遠慮いただくようお願いしています。(※公園は餌やり禁止の看板があります)

多くの人が行き交う道であり、日常生活の通行に欠かせない場所だと思いますので、不快な気持ちになる方がいなくなるよう引き続き働きかけていきます。