5月9日~10日に総務常任委員会の視察に行きました。
視察先は神奈川県厚木市と東京都荒川区。
厚木市では簡単に説明を担当課の方から伺った後、防災公園と備蓄倉庫を見ました。
マンホールやベンチが災害時にトイレになります。
ここの防災公園では200以上あるようです。
とにかく大型の備蓄倉庫だったので、それが強烈に印象に残りました。
2日目は東京都荒川区役所です。
職員の方々の対応がすごかった。
細かいところまで行き届いている。
尊敬しました。
ビジネスカレッジは2004年に、すでに辞退することを決めていた自らの退職金を
ビジネスカレッジ運営に充て、翌年度に開設されました。
2007年に正式な組織として位置づけられました。
区職員は「人財」と認識し、「区政は区民を幸せにするシステムである」と掲げています。
対象者は入庁年目から係長級まで。
1年目の教養課程で各界で活躍している講師から学ぶ。
2年目のゼミ課程で特定のテーマで教授、准教授のもとで行政職員としての生き方や仕事の仕方を学ぶそうです。
(教授は部長級の職員、准教授は課長級の職員)
ビジネスカレッジを始めてから、公務員試験で荒川区を第一希望にする志願者が増えたようです。(東京は23区で採用)
そして、職員同士の関係性を築くことができたことも大きなメリットだったと質問をしてわかりました。
茨木で同じ制度をできるかはわかりませんが、よりいっそう人材を「人財」と考え、人事研修を再考することが議会にも行政にも必要だと感じました。
今回の視察で防災拠点のこと、研修のことを学ばせていただきましたが、
それ以外にも貴重な経験をさせていただきました。
それは他の議員のみなさまとの交流です。
私以外は父と同じぐらいの歳のベテランの議員さんがほとんどでした。
(議長、副議長も総務常任員会)
随行の議会事務局職員の方も、いろんな課を経験されてきた方でした。
昔の議会のこと、先輩後輩の関係、新人として学んでおくべきことetc・・いろいろご教示いただきました。
他の会派の部屋をノックしやすくなりました。
議会は30人で物事を決めるところ。
他の議員のみなさんとの議論なしにはより良い意思決定をできないと改めて感じました。
これからもたくさん教えていただきたいと強く思います。