健康寿命延伸都市、長野県松本市に行ってきました!
新幹線や「しなの」に乗り、片道約4時間かかかりました。
まずは松本市役所の政策部へのヒアリング。
他市からの視察が多いそうで、1時間ちょっとのヒアリングでした。
松本市の人口は茨木よりやや少なくて約24万3000人。
健康をテーマにしたのは、現市長(3期目)。
外科医で、チェルノブイリ原発事故の際は医療支援をされていたようです。
今回のテーマの「健康寿命」ですが、その定義は
「一生涯のうち、健康で自立して暮らすことのできる期間」です。
そして全国平均の健康寿命は
男70.4歳、女73.6歳
それに対して松本市は
男77.3歳、女80.4歳
※平均寿命
男79.9歳、女86.4歳
松本市、すごいんです。
健康であれば、要は医療費、介護費も下がるということ。
あと政策としてひとつ大きなポイントは、
「健康」を総合的な政策として推進していることです。
総合計画では以下6つの基本目標が定められています。
(健康を「より良い状態を保つこと」ととえらています)
①人の健康 だれもが健康でいきいきと暮らすまち
②生活の健康 一人ひとりが輝き大切にされるまち
③地域の健康 安全・安心で支え合いの心がつなぐまち
④環境の健康 人にやさしい環境を保全し自然と共生するまち
⑤経済の健康 魅力と活力にあふれにぎわいを生むまち
⑥教育・文化の健康 ともに学びあい人と文化を育むまち
赤ちゃんからお年寄りまで、従来の保健、医療、福祉分野に加え、
関連の薄かった領域に視野を広げて、市民の取り巻く環境を整え、
成熟型社会の都市モデルとして、世界に発信していく
そんな考え方のようです。
役所には保健師が70名ほどいらっしゃるらしく、
市内35地区にそれぞれ担当がいるようです。
何より、健康づくり推進員や食生活改善推進員という方々もいることが
他市にはない制度ではないかと。
健康づくり推進員は900人強。
大体人口の規模に合わせて各地区にいらっしゃるそう。
超少子高齢型人口減少社会が進むなかで、どの自治体も民生費がネックです。
打開策として、松本の政策は大いに参考になりました。
治療から予防へ。
1つの視点を得ました。
後記
松本駅前の気温は38℃と出ていました。
暑かった・・。
市役所の真ん前が松本城。
きれいなお城でした。